1.コミュニケーション障害のタイプとは
まず、コミュニケーション障害という言葉は医学的な症例と日常会話において口下手だと自分が感じている、いわゆるコミュ障といわれる状態のどちらにも使われますが、今回は後者について特徴や影響について説明していきます。
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自己表現が苦手なタイプ
日常生活や仕事において自分が思っている・感じていることを相手にしっかりと伝えられず、相手に理解してもらえないタイプです。
特徴としては、引っ込み思案、消極的、自己否定的、依存的、他人本位などの様子が見られます。最近よく聞かれる「HSP」の方も強い感受性ゆえに周りを気にしすぎてしまうことから上手く発言ができない傾向があるため、このタイプに当てはまるでしょう。
このような特徴から、初対面の人に緊張して上手く話せない、職場内での意思疎通がしづらい、会議などで積極的に発言するのが苦手といった影響が日常生活や仕事に出てきてしまっているのが現状です。
自己表現が強すぎるタイプ
このタイプの方は人の話を聞かずに一方的に自分の話を続けてしまうことで相手から理解してもらえない場合があります。
強がり、無頓着、他社否定的、操作的、自分本位といったところが特徴です。
普段の生活や仕事において、周りに対して指示的な振る舞いが目立つ、相手が話していることに耳を傾けない、周りの誰よりも上の立場にいたいなどの態度に表れているでしょう。
自己表現が苦手なコミュ障のほうが多い
そもそも日本人の文化として謙遜することが望まれており、積極的に自己表現をしにくい場をつくり出しています。「出る杭は打たれる」ということわざもあるくらいです。
また、2017年に実施された株式会社JTBの調査では、コミュニケーションにおいて「主体的な発信が苦手」とされる方が多いという結果が出ていますので、自己表現が苦手=コミュ障との認識を持ってもよいでしょう。
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2.コミュ障の克服に有効な3つの方法
コミュ障の克服には以下の3つが有効です。
話さなくても改善できる方法
言葉に出して頑張ってみる方法
気持ちの持ち方を変えてみる方法
話さなくても改善できる方法
コミュ障の方は自ら話すことが苦手ですので、話さなくてもコミュニケーションがとれる方法として聞き役に徹することや姿勢や表情を意識することをおすすめします。
上手く話せないなら聞き上手になってみてください。2017年に実施された株式会社JTBの調査では、コミュニケーションで得意なことは、「人の話を聞く」というのが最上位でした。話を聞くことであれば、多くの方が実践しやすいみたいですね。
コミュニケーションは相手の話をしっかり受け止めることも大事です。話し手からすると真剣に耳を傾けてもらえると嬉しいですし、もっと話がしたくなりますので、まずは「聞く」に注力してみましょう。
自分の姿勢や表情を気にしてみてください。コミュニケーションにおいては、視覚による情報が55%、聴覚による情報が38%、言語による情報が7%というメラビアンの法則があります。目に入ってくるお互いの様子のほうが言葉よりも実は重要と言われています。
例えば、話をしている人の顔をしっかりと見る、話を聞きながら相槌を打ってあげる、驚きや納得などの表情をわかりやすく示してあげるなどを意識してみてください。聞き上手と同様に相手は気持ちよく話をしてくれるでしょう。
言葉に出して頑張ってみる方法
コミュニケーションにおいて自ら話ができるようになれば会話も楽しくなりますが、一気に何かを変えるよりも少しずつ小さな挑戦を積み上げていくほうが継続もできるでしょう。
例えば、あいさつに注力してみてください。「すでにやってるよ」と思われますが、声をいつもより大きくしてみる、朝は〇〇人に言ってみるなど小さな目標を決めて実施してみましょう。どんどん声を出していくことは心や体にも良い影響を与えると言われているので、自信にもつながりコミュニケーションの改善が期待できます。
また、相手を褒めてみてください。仕事を依頼したりお願いするときほど話しかけにくいことはありません。「〇〇さんは仕事が早いですね、うらやましいです」と言われて嫌な気分になる方はいないのではないでしょうか。こちらとしても気分は楽ですよね。
気の持ち方を変えてみる方法
コミュ障の方がなかなか一歩踏み出せないのは気持ちも要因の一つです。コミュニケーションに対して失敗を恐れない、相手の反応を気にしないことが大切です。
失敗を恐れないというのは口では簡単ですが行動するのは難しいですよね。行動するハードルを下げるにはやはり小さな挑戦がおすすめで、そうすれば失敗も小さくなります。これを繰り返して少しずつ失敗に慣れて、その怖さを取り除いていきましょう。
また、相手の反応を気にする必要もありません。気にしていれば自分が本当に伝えたいことが上手く伝えられません。相手のこころの中は見られないので、何が正解かもわからないからです。人の数だけ反応もいろいろなパターンがありますので、そこへ神経を擦り減らさないようにしましょう。
3.コミュ障でも上手く仕事をする3つの考え
以下の3つがコミュ障でも仕事を上手くすすめる考えです。
(1)仕事の中で自分の特徴を活かす
(2)コミュニケーションを多く必要としない仕事をする
(3)コミュニケーション改善のスクールを活用
(1)仕事の中で自分の特徴を活かす
人間だれしも個性や特徴、得意分野などを必ず持っていますので、自分はコミュ障だという方はまずこれなら無理なく自分でもできると思うことを実践してみてください。
例えば、話すことは得意ではないけれども聞くことなら何時間でも苦痛にならないのであればそこに注力しても構いません。相手もどんどんいろんなことを話してくれますし、自分も無理していませんのでお互いに良い関係でいられます。
また、主張は苦手だけど質問ならしやすい方もいるのではないでしょうか。自分と考えが違うと思ったときに、「もう少し詳しく聞かせてもらえますか?」などと質問すると会話が続きやすくなります。「〇〇にちがいありません!」と主張すれば会話はそこで終わってしまう可能性が高いでしょう。
(2)コミュニケーションを多く必要としない仕事をする
どうしてもコミュニケーションに疲れてしまったという方は環境を変えることも一つで、コミュニケーションが少なくてもできる仕事は多くあります。
近年ではクラウドソーシングを活用して対面でコミュニケーションをとらなくてもできる仕事が増えています。副業や在宅ワークなど働き方が多様になっていますので、自分のスキルや経験を活かしてクラウドソーシングで仕事をすることも可能です。
他には、運送業も比較的コミュニケーションは少ないでしょう。基本的には単独でトラックなどを運転して荷物を届けるので、1日で人と話すことは少ないでしょう。出発や帰社したときに会社の人と、荷物を渡すときにお客さんと話すくらいですので、人間関係に疲れた会社員がトラックドライバーになるケースも珍しくはありません。
(3)コミュニケーションを改善するスクールを活用
今まで以上にコミュニケーションに自信をつけたい、改善して自分を成長させていきたい方はスクールを活用することがおすすめです。費用はかかりますが、1人で悩んでいるよりも前進できますし、より効果的・効率的に改善を図れます。
コミュニケーションについての情報は本屋に行けば多くの書籍がありますし、インターネットにも溢れるほどありますが、自分で情報を集め、理解し、実践を繰り返していくことは容易ではありません。なにより、人はそれぞれ価値観や性格が異なるので、自分に合ったコミュニケーションは本屋インターネットからでは学べません。
何かを身につけていく、上達させていくときに継続できるかどうかがとても重要になりますので、専門知識を持った方から教えてもらいながら実践を繰り返していけるスクールのほうがより目標達成に近づいていけるでしょう。
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4.まとめ:コミュ障は少しずつ治していける
最後に、コミュ障で悩み苦しいかもしれませんが、諦めないでください。まずは自分ができることや自分の特徴を活かして少しずつ小さな挑戦を繰り返していきましょう。無理だと思ったら一度立ち止まって、再度動き出しても大丈夫です。
また、1人で治そうとすると継続できなかったり、時間をかけた割に成果が見えない場合があります。コミュニケーションの改善を支援するスクールなどを活用して目標達成を応援してもらい、効率的・効果的に進めていくこともおすすめです。無料体験を用意しているスクールもありますので、気軽に参加してみましょう。
参考になれば幸いです。
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