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ビジネスシーンにおける「人見知り」は、損する? or 得する?

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はじめに 

「緊張してしまって、自分らしく振る舞えない」

「なぜか、いつも通りのパフォーマンスが発揮できない」

このような状況に陥ることは、誰にとってもつらいものです。しかも、このような現象が、見知らぬ人の前でだけ起こるのであれば、それは『人見知り』のせいではないでしょうか?

ここで注意したいのは、人見知りは欠点ではないということです。必ず治さなければならないものではなく、単なる心理的な反応であり、個人の特性とも言えるでしょう。

しかし、これがビジネスシーンにおいてだと、話は違ってきます。自分らしくなくなったり、パフォーマンスが落ちることで、好機を逃すことだってあるのです。あなたに不利益が生じないように手立てが必要です。

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人見知りについて、みなさんが初めて意識したのはいつでしたか? 小学校に上がったとき、クラス替えや席替えをしたときなど、幼少の頃が多かったのではないでしょうか? ここでは人見知りについて、簡単におさらいをします。

今さらだけど、人見知りってどんなもの?

人見知りの定義

人見知りとは、初めて会う人やあまり親しくない人と接することに対して、不安や恐怖を感じる状態を指します。人見知りの程度は人によって異なり、軽度の場合は初めは緊張するものの、時間が経つにつれて慣れていくことができます。一方で、深刻な場合は、人と接することが苦痛となり、社会的な場面で活動することが困難になることがあります。

人見知りの原因

では、なぜ人は、人見知りをするのでしょうか? 原因について、いくつか考えられます。

過去のトラウマや経験

過去に人と接することで傷ついた経験やトラウマがある場合、同じような状況に直面することで不安を感じることがあります。

自己否定感

自分自身を過度に否定してしまうことで、他人からも否定されることを恐れるようになり、人を避けるようになります。

過大意識

自己否定感を払拭するために、自己評価を高くしすぎることがあります。悲しいことに、それが過大評価にすぎないことを本人が一番知っています。この心理状態では、他人の前でリラックスできないことがあります。

社交不安障害

社交不安障害は、対人恐怖症と呼ばれることもありますが、社会に属している自分に対して、過度の責任や重圧を感じている状態です。人と接することが、「失敗の許されない任務」になっていることがあります。

人見知りがビジネスシーンに与える悪影響

では、ビジネスシーンにおいて、人見知りだとどんな場面で困るのかをいくつか挙げてみましょう。

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コミュニケーションが上手くいかない

人見知りが強いと、初対面の人とのコミュニケーションがうまくいかないことがあります。そのため、ビジネスの場でのプレゼンテーションやミーティングなどで、意見や情報をうまく伝えることができない可能性があります。

ネットワークの形成が難しい

ビジネスシーンにおいては、人脈が非常に重要です。しかし、人見知りが強い場合は、新しい人と出会うことが難しく、ビジネスネットワークを形成することができない可能性があります。

キャリアアップの妨げとなる

人見知りが強い場合、ビジネスシーンでの自己アピールや自己PRが苦手となり、仕事の成果を上司や同僚にうまくアピールすることができない場合があります。そのため、キャリアアップにつながる機会を逃すことがあるかもしれません。

ストレスや不安の増大

たくさんの人と接する機会がある業種の人にとっては、常にストレスや不安を感じながら仕事することになります。精神的な疲れが続くと、仕事に対する意欲やパフォーマンスに影響を与えることがあるかもしれません。

克服するための方法はある?

人見知りを克服したり、軽減するにはどのような方法があるのでしょうか? 一つずつ、見ていきましょう。

自己肯定感を高める

人見知りを治すために、真っ先に取り組みたいのは、自己肯定感を高めることです。自分が得意なことや、自分ならではの特徴・特性を見つけ、それを認めることで自己評価を高めることができます。

失敗を受け入れる

失敗やミスをすることは、誰にでもあります。しかし、それを受け入れることができる人は、失敗から学ぶことができる人でもあります。学びを次につなげることができるようになると、自信を持ってものごとに取り組めるようになります。

目標を持つ

目標を立てることで、今やるべきことがハッキリします。一歩引いて自身を俯瞰するのです。苦手だと思い込んでいる事柄が、本当はちっぽけだと気づくこともあります。目標に向かって行動し、達成したときには自分を認め、褒めることが大切です。

心身の状態を整える

瞑想

瞑想を行うことで、自分自身とのつながりが深まります。最初は難しいですが、回数を重ねるうちに瞑想は効果を発揮してきます。瞑想を重ねると、自分に自信を持つことができるため、自己肯定感が向上します。また、集中力を高めるためのトレーニングにもなります。集中力が向上することで、人とのコミュニケーションに必要なスキル、例えば相手の話をよく聞くことや、適切な返答をすることができるようになります。さらに、ストレスを軽減するための方法としても有効です。人見知りの人の場合、人前で話をすることや新しい人と会うことがストレスとなっている場合があるため、瞑想は有効だと思われます。

運動

運動をすることで、体重をコントロールしたり、血圧や血糖値を正常範囲内に保ったりすることができます。また、心臓や血管、筋肉、骨などの健康を維持・改善する効果もあります。運動を習慣化することで、健康な身体を維持することができます。つまり、自分の体を人から見られ、評価されることへの抵抗が弱まります。筋肉を動かすと成長ホルモンが分泌され、熟睡することができます。幸せを感じるために必要な、脳内物質も分泌され、自然と表情が明るくなります。物の見方や感じ方も変わるため、ポジティブな発想が生まれます。

実践編

これまで行ってきた内容を、実地で行っていくことがとても大切です。安心できる、自分を緊張させない相手を見つけて、コミュニケーションの練習をしていきましょう。気軽に話せる相手は、あなたの近くにたくさんいます。見つけるためのアイデアは以下の通りです。

同じ趣味の人の集まりに参加する

自分が興味を持っていることや、好きな趣味に関するグループやイベントに参加することで、同じ趣味を持つ人たちと出会うことができます。共通の話題があるため、気軽に話をすることができます。

SNSを利用する

SNSやオンライン掲示板などのオンラインコミュニティに参加することで、同じ趣味や興味を持つ人たちと出会うことができます。オンラインなら気軽にやり取りをすることができるため、話題を考えたり、相手の反応に落ち着いて対応することができます。オフ会が開催されれば、より深いコミュニケーションにつながります。

社交的な人のまねをする

共通の何かがなくても、話すこと自体が好きな人を見つけることもよいでしょう。話好きの人が、どんな言葉を選び、どんなタイミングでそれらを言っているか。そのときの表情は? 仕草は? 上手い人から技を学ぶことが、上達の秘訣です。

 コミュニティに属する

さまざまなコミュニティに属することは、人見知り克服のためだけではなく、現代人にとって重要なことです。ビジネスの場において、緊張を強いられるのは当然のことですし、思った通りの結果が出せずに落ち込むことだってあります。

しかし、自分には仕事場とはまた別の、ホームグラウンドのような、よりどころとなる場所があるのだということを意識の隅においてください。自分から話しかけることができた、相手が楽しそうにしてくれた等々の成功体験を増やすのです。コミュニティに属するうちに、『今ここにいる』ことへの安心感が生まれ、初対面の人を信頼できるようになります。

まとめ

ここまで読んでくださった人の中には、「自分は人見知り」という自覚のある方が多いのではないでしょうか?

しかし、自分ばかりに苦手なものが多く、能力が低いなどと思う必要はないです。初対面では怖いと感じたあの人も、実は自分と同じように緊張して上手く話せなかっただけなのかもしれません。

自己肯定感が対人関係の問題に関係していることは、ほぼ間違いないでしょう。常日頃から、自分の良いところを見つけ、褒めてみましょう。難しく考える必要はないです。

心身の状態を整えるための方法として、瞑想と運動をお伝えしました。運動が生活習慣とメンタルのコンディションに良い働きをすることは周知の事実です。瞑想についても同じことで、スティーブ・ジョブスといった著名人が長年に渡って行っていたことは広く知られています。

人生はトライ・アンド・エラーです。失敗するのを恐れる必要はありません。人見知りが軽減されると、ネットワークが広がり、ビジネスパートナーとの会話もスムーズになるでしょう。本来の自分の能力を発揮できるようになり、人生がより良いものとなるのではないでしょうか。

まずは、人見知りを治す無料体験トレーニングを試してみてはいかがでしょうか。

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